鋼の教えと 闇を司る魔

日記と映画メモ

ONE D&D Playtestにフィードバックをだしてみる話

現在、D&D5版のアップデート版として、”ONE D&D”と呼ばれるテストデータが展開されている。
詳しくはココ ↓

https://www.dndbeyond.com/sources/one-dnd

公開された新データは”フィードバック”として、WotC社に意見を送ることができる。


で、だ。
今回(2023.2月)に、ドルイドパラディンをコアとしたデータが公開された。
このドルイドのデータにかなり難があるため、意見を提出してみよう…というお話。

こういった形で公式に意見を出す経験が少ないこと。
また、自分は英語の文作成がニガテなことから、あらかじめメモ的に作っておこうと。
(文もだけど、話するのもニガテ。オーガ英語ならかろうじてレベル)

最近は、翻訳ツールもかなり便利に使えるようになっている。
臆せず、まずはやってみよう。

 

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(要望)
今回発表された、ドルイドのデータはかなり面白い変更がなされたと思う。
そのうえで、データをさらにドルイドらしい能力になるように、以下の2点の変更を要望する。

 

1. NATURE’S AIDのHealing Blossomsの回復効果を、追加HPを与える効果に変更してほしい。
クレリックの純粋な回復能力と差別化でき、自然の持つ回復力のイメージにもそぐうのではないだろうか。

 

2. Wild Shapeの能力で動物に変身した際に、動物のもつ特殊能力からひとつを選んで使用できるようにしてほしい。特殊能力とは、例えばライオンの”飛びかかり”、毒蛇の”毒”、タコの”つかみ”など。
今のWild Shapeでの変身は非常に便利だが、外見が異なるだけで個別の動物らしさが少ない。特殊能力から選択する方法ならば、プレイヤーの負担も少なく、動物の特徴をだせるのではないかと考える。

 

(対訳)
There have been very interesting changes to the Druid data released this time playtest data.
The following two changes are then requested to further make the data even more Druid-like in its capabilities.

1. Please change the recovery effect of Healing Blossoms in NATURE'S AID to an effect that gives Tempolaly Hit Points.
It would be able to make a differentiation between the Cleric's pure recovery ability and would fit in with the image of nature's resilience.

2.  Please change the Wild Shape ability to select one of the animals' special abilities when transformed into an animal. Special abilities include, for example, a lion's "pounce," a viper's "venom," and an octopus's "grab".
Current transformations in Wild Shape are very easy to use, but the animals are only different in appearance and less unique to the individual animal. The method of selecting from special abilities would be less stressful for players and would allow them to make the animal's characteristics more apparent.

 

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いやぁ、英語に翻訳する前提なのでガチガチの日本語ですなぁ。
対訳のブラッシュアップは後日。これで、出先でもコピペで提出できますな。

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さて、ここからはどうでもいい話。
自分は、公式の展開したデータに対してフィードバック…いわゆる自分の意見を申告することは、まずない。
データが変更されたとしても「それはそれ」で自分なりの楽しみかたを見つけるからだ。

 

では、なぜ今回は公式に意見しようと思ったか。
それは、新しいドルイドのデータに目立った特徴がない……正直、戦闘能力が低いため、使用されない……最悪、D&Dのクラスから消えることを危惧しているからだ。
”アーディング”という今回のテストで追加された新種族が、テストの途中で採用されないことになったのも危機感を加速している。

 

新しいドルイドのデータは、ほとんどがWild Shapeに関する能力で占められている。
これは、実のところ今の/5版のドルイドも変わらない。ただし、今の/5版のWild Shapeの能力自体が「扱いづらいけれども便利」なため、魔法をメインに使うドルイドでも使う機会があるものになっている。

だが、新データで変身後の姿を一般化した結果、魔法をメインに使うドルイドは、まず変身することはないだろう。魔法使いに魅力的であるHPの疑似的な増加もなくなり、能力値の変化もあまりない。もちろん魔法は使えないとなると、シナリオの都合…例えば道中を便利に進むなどのちょっとした理由以外で変身することはなくなる。そんな能力で埋められても困ってしまう。

 

ただし、上記は欠点の話だ。
意見として、クラスの魅力をだすならば今ある長所を伸ばすのがいちばんだろう。
……と考えて、今回追加された範囲回復能力の改変と、変身することに多少の意味があるようになることを期待して、2つの要望を出そうとしている。

 

これが反映されるかはわからない。
そも、フィードバックがどのように意見を吸い上げるのかもわかっていないからだ。
(声が大きい ≒ 意見としての数が多いものしか検討されないのかもしれない)
それでも。
意見をださずにはいられない。次のD&Dでも、自然を愛するドルイドで遊びたいからだ。

 

新データで、次も楽しく遊べますように。